2017年08月28日(月)

フランシラが体験できる!「がん暮らしフェア2017」開催

NPO法人キャンサーリボンズ(理事長:中村清吾先生/昭和大学医学部乳腺外来教授)が2012年よりがん患者さんとその家族の暮らしを支援する催し物を国立がん研究センターとの協同で進めています。

今年の開催は東京都目黒区にある厚生中央病院で11月3日文化の日に行われます。

 

先日、フランシラスクールで講師をお願いしている厚生中央病院、腫瘍内科の横山先生が趣意書を持参されてフランシラも協力をさせて頂く運びになりました。

フランシラ訪問看護ステーションでもがん患者さんのケアを横山先生の指示で行っている事もあり、皆様のお役に立てる情報をスタッフと発信できればと考えています。

 

 

がん患者さんの3人に一人は、バリバリ働く就労世代です。

先日もフランシラスクールに受講申し込みをされた看護師さんもがんサバイバー

で抗がん剤の治療中の方でした。近年のスクール生でも10年前に比べると

がんサバイバーの受講生が確実に増えています。

特に医療者の癌経験者が心身ともに患者さんを支える事が出来ると大変心強いと

思いました。

フェアーは暮らしに役立つセミナーや山田邦子さん率いるスター混合合唱団のステージもあり、楽しく1日を過ごして頂けると思います!

 

フランシラは訪問看護ステーション、治療院、スクール、オーガニック製品部門

からボランティアの方達で、アロマのハンドマッサージ、医療リンパドレナージ体験、リンパ浮腫相談、などを担当する予定です。

 

ぜひ、お時間のある方はいろいろな体験にご参加ください!

詳細はわかり次第お知らせいたします。

 

2017/08/28 14:24 | 未分類

2017年08月12日(土)

お盆になると思い出す・・・・・

15年間リンパ浮腫ケアに携わり、認定リンパ浮腫セラピストの育成や自分の治療院を通して様々な出会いと別れを経験してきました。

 

スクールの生徒さんも自らが癌患者でありながら、少しでも患者さんの苦痛を和らげたい思いで参加されている方も年々増えています。

5年前に参加していた看護師で看護学校で教えていたA子さんは乳癌ターミナルの患者さんでした。「自分のいのちはあと1年。少しでも後輩に伝えたいから・・・」との思いで受講されました。「竹内先生、がんばってこれを全国に普及してね」受講中に何度か入退院を繰り返しながらも、地方都市に乳癌患者さんの会を立ち上げていました。

 

地方都市から毎月新幹線で治療院に来ていた乳癌患者のB子さん。

お子さんの小学校入学を楽しみにしていました。

ある日、お風呂に入っていたら「ママのおっぱいがなくなったのは、○○ちゃんが

悪い子だったから?」と聞いてきたそうです。「悪い奴が食べちゃったの」・・・「じゃあ、○○ちゃんが良い子にしていたらおっぱい生えてくる??」・・・

いつもお子さんの話で笑顔がいっぱいでした。

数ヶ月後にスクールの生徒から○○さん、うちの緩和ケアに入院してきました。

竹内先生の話をしていましたよ!と聞きました。数ヶ月後に、彼女に電話を入れたらご主人が

出られて「こんな日が来るのは前からわかっていたはずなのに、辛いです」と泣いて

いらっしゃいました。

 

治療院に数年間通っていたまだ30代のC子さん。卵巣がんでリンパ浮腫で悩んでいました。おしゃれで可愛い彼女は、いつもご主人との海外旅行やフランス料理の話で楽しませてくれました。半年くらい来ないな・・・と思っていたら「治験もすべて試したけどもうやる事がないので、緩和ケアに入ります。先生、病院に来て下さい」と電話がありました。亡くなるまでの3ヶ月間緩和ケア病棟に通いました。

リンパ浮腫ケアではなく、彼女が望んだのはアロマセラピーでした。

最後のケアの時に、ご家族が心配する中、「フェイシャルに酸素チューブは邪魔」と

外して本当に幸せそうな顔をしていました。途中で痛み止めを飲みながら最後のケア

を終了。そのあとに「先生、もう母が限界だと思う。私は間もなく逝きます。

今日のこのケアと同じ物を母にもやってあげて下さい。お金を今払ってもいい?」

と聞いてきました。死を直前にしてどうしてこんなに優しいのだろう。。。

 

治療院から訪問看護に移り、ケアを死の2日前まで行ったD男さん。

まだ30歳でした。亡くなってから1ヶ月後に誕生した長女は彼に生き写しでした。

赤ちゃん誕生に絶対に立ち会いたいという一念で、誰もが驚く生命力でした。

浮腫のケアだけでなく赤ちゃんを抱く為の訓練で理学療法士と私の鍼灸ペアで

ケアを続けました。ちょうど今年の8月で赤ちゃんは1歳です。

会いに行こうかな・・・・・

 

つい最近天国に旅立った乳癌患者のE子さん。

緩和ケア病棟に入院してから数日でした。次の週には自費でもアロマケアをしてほしいと依頼を受けていました。死の数日前のメールで「絶対にがんばる、また会えるのを楽しみにしていますね」・・・最後のメールには訪問スタッフへの感謝の言葉が綴られていました。

乳癌からリンパ浮腫、右手の麻痺は良くなったのに、転移であっという間の最後でした。まだ若かったE子さん。素敵な方でした・・・

 

たくさんの出会いと別れ・・・・リンパドレナージやアロマケア。

これからもそばに寄り添える人でいたいなと思います。

 

 

 

2017/08/12 12:56 | 未分類

2017年08月02日(水)

寝苦しい夜もピート風呂で快適に!

数ヶ月前に伊勢丹ビューティアポセカリーで1億年前の大地から取れる奇跡の栄養成分として70種類のミネラルが補給できるフルボ酸を含有した健康飲料が限定販売されていました。「飲むピートみたい!」という声がスタッフからは聞こえてきました。

厚生労働省の国民栄養調査によると日本人のミネラル摂取量の不足が問題になっているようです。ミネラルは微量栄養素ですが、少しでも不足すると心身のバランスの崩れや体の不調を感じやすくなります。

摂取不足も問題ですが、それと同様に過剰摂取についても配慮する必要があります。

過剰摂取が心配されるのはサプリメントや栄養補助食品の経口摂取によるものが多いために、ラベルの表示をしっかりと確認し、少なすぎず摂りすぎず、適量の摂取を心がけましょう。

 

【ピート成分に含まれる特殊なフミン酸&フルボ酸】

20年前のフランシラにもパウダー状になっているミネラル成分が豊富な「飲むピート」が存在していました。おいしくもまずくもなかった記憶がありますが、当時「泥を飲む!?」製品が存在するのには驚きました。

白夜が叶えるミラクル成分!

ピート成分が完成されるまでの道のりは長い年月がかかり(100年で5㎝と言われています)、氷河期時代から森の中に蓄積された数百種類もの植物やコケがふくまれている豊富なミネラルや植物ホルモン成分(フミン酸)が体内の毒素を分解してリンパの流れやすい体を作ります。

フィンランドのピートは白夜の季節に森の植物が24時間太陽エネルギーを吸収して光合成が促進され寒暖の差の激しさにより植物の持つ抗酸化作用(自分を守る)が高まり、他とは比べ物にならないピュアな環境の中で育まれます。

 

皮膚から吸収する安全なミネラル!

ピートには200種類以上の植物に人体の構成に不可欠なミネラル・植物ホルモン、ビタミンが含まれています。主なものとして、アルミニウム(Al)、鉄(Fe)、マンガン(Mn)、バナジウム(V)、バリウム(Ba)、クロム(Cr)、リン(P)、カルシウム(Ca)、銅(Cu)、ケイ素(Si)、亜鉛(Zn)、マグネシウム(Mg)、セレン(Se)などがあります。

寝苦しい猛暑の夜でもピート(森の泥)をバスタブに溶き入れて15分入浴するだけで豊富なミネラル類が神経を鎮静させてリラックス出来ます。

ミズゴケが含まれるピートは、水に溶かすとバクテリアの働きを抑止する効果があります。*熱には弱く、製品化するときに殺菌したり添加物を混ぜたりすると効果は半減します。(フランシラのピートは100%無添加でミズゴケも豊富に含んでいます)

フィンランドでの一般的な使い方は、サウナの中で全身にピートを塗り、そのまま湖に飛び込むスタイルですが、日本ではもっと手軽に入浴での使用がお勧めです。

ピートは温めると有効成分の浸透が良くなるので、入浴中のフェイスパックやマッサージは特に相乗効果が得られます。10分~15分程度の入浴で発汗し毛穴が開くことで経皮吸収率が上がります。 

 

 

パック前のフェイスオイルでのマッサージは特に皮膚を柔らかくする相乗効果があるのでおすすめです!

日焼けケア対策には手の甲から肘までピートをパックします。

 

 

フランシラのピート製品

多くのモデルや著名人のオピニオンリーダーに支持されるフランシラのピートは100%無添加。

フィンランドの森でくみ上げたものをその場で詰めて空輸しています。

使用してすぐに結果を感じられるのも特徴です。

 

フェイス&ボディパック(入浴剤)

●フランシラピートトリートメント 500ml ¥9,975(税込)

http://shop.frantsila.jp/products/detail.php?product_id=125

2017/08/02 16:55 | 未分類

2017年08月01日(火)

フィンランド女子は7人に1人。日本女子は16人に1人。なんでしょうか??

答えは乳癌になる確率です。

一昔前までは、学校の1クラス20名で1名くらいの確率と言われていましたが、

急速に日本でも罹患率が伸びています。

 

私がリンパ浮腫治療に関心を持ったのは、20数年前に友人を乳癌でなくしたのが

きっかけです。授乳期に発症した癌を抱え、リンパ浮腫に悩みながら子供が小学校に

上がるまでは・・・とがんばり続けていましたが、前年のクリスマスの夜に息子がランドセルを背負った姿を見届けて旅立ちました。その後にはフィンランドの友人や

アメリカに住む親友などまわりで次々と乳癌になり病と戦っています。

 

フィンランドのスクールやクリニックでのリンパ浮腫研修を経て、「フランシラ治療院」、「フランシラ訪問看護ステーション」や保険加算できる「リンパ浮腫セラピスト」の医療者を育成する認定校も運営しています。その中で、多くのリンパ浮腫の患者さんの出会いと別れを経験してきました。

 

フィンランドでは同時再建がほぼ100%です。日本でも手術の方法が多様化してきています。脇から癌を切除して乳房温存や全摘でも同時再建を行い、見た目の美しさが保たれています。

抗がん剤や放射線治療も選択が広がっていますが、私のアメリカの親友は食事療法と

運動で抗がん剤や放射線を受けずに7年経過していますが、患者さんの中には民間療法を続けて悪化し、もっと早く抗がん剤を使用すれば良かったと思う方も多くいます。

国立がんセンターで頭頸部癌の専門医として活躍していた中医師(漢方医)でもある小高先生は、東洋療法の観点から「発見した癌の部位は切除する。癌は全身病なので

漢方で全身の免疫を向上させる」「がんを始め、さまざまな病気の根源には冷えがある。気・血・津液を改善して食生活など普段の生活から体を冷やさないようにする」

とコメントされています。

 

気:エネルギー 気力の充実 自律神経

血:血の巡り

津液:リンパのながれ むくみの改善 免疫力

 

心を穏やかに良く眠る事で免疫力は向上します。

フランシラ治療院では、リンパドレナージを柱に東洋療法(鍼灸)やアロマセラピーで健康増進を提供しています。

 

フランシラスクール卒業生 真水美佳さん企画の写真集

〜乳がんによる「乳房再建手術」に望んだ19人

発行 赤々舎

 

★★バストケア・セルフチェック アドバイスシート★★

自己検診を心掛けましょう!

 

乳がんは身体の上から触って自分で見つけられる、数少ないがんのひとつです。

乳がん検診を定期的に受けていても、次回の検診までにある程度期間が空いてしまいます。その間に乳がんが発生するケースは決して稀ではありません。

乳がんを早期発見できれば、治療法の選択の幅も広がり、完全治癒率も高まります。

 

乳がんの手術を受けた方は、対側の乳がん発生リスクが高まります。

再発の早期発見のためにも、日頃
から自己検診を行うよう心がけましょう。

 

【適切な時期】

①月経が定期的にある方

月経最終日から3日~1週間後で、乳房を触っても張りや痛みがない時期に行う。

・この時期は乳腺が柔らかくなり、乳房が張ったり硬くなったりしていない時期なの で、しこりがわかりやすい。

 

②月経のない方、子宮切除後の方

③乳がん手術後の内分泌療法により月経が止まっている方

・毎月同じ日を決めて行う。

 

【触診法】

・自己検診のチェック内容は記録するようにしましょう。毎月記録することで普通の状態がわかり、異常をいち早く見つけられるようになります。

・入浴時に行うと良いでしょう。

①鏡の前に立ち、左右の乳房の大きさ・形・皮膚のくぼみ・ひきつれ・左右の乳頭の位置などをチェックします。

腕を上げた状態・下げた状態・頭の後ろで手を組んだりして、色々な角度から見てみましょう。

(左の乳房を調べる場合)

②仰向けで寝て、左肩の下に薄い枕を敷き、乳房が垂れず胸の上に均等に広がるようにします。

 

③左右の乳房をまんべんなく触ります。

乳房の内側を調べるには、左腕を自然に下げ、右手の指でまんべんなく静かに圧迫して丁寧に触れてみましょう。乳房を指先でつまむように調べると、異常がなくてもしこりのように感じるため、必ず指の腹で調べましょう。

同じように座った状態でも調べてみましょう。

④乳汁を絞り出すようにして、左右の乳頭を軽くつまみます。血性分泌物が出ないか調べます。

⑤脇の下、鎖骨の上にしこりがないか見てみましょう。


 

【チェック項目】

乳房

□左右の違い           □腫れ          □オレンジのような毛穴の目立ち

□皮膚の色の変化        □赤い発疹       □湿疹

□ひきつれ(A)           □くぼみ(B)       □でっぱり(C)

□乳房の一部が盛り上がっていないか

 

乳首

□湿疹              □ただれ         □ひきつれ

□へこみ             □乳首から茶褐色、または血液のような汁が出ていないか(D)

□乳首が陥没していないか

 

腋窩

□腋の下の腫れ        □腋の下の痛み

 

 

・乳がんの手術を受けた方は、月1回の自己検診を行うように心がけましょう。

・手術後5~10年間は定期検査を受診しましょう。

2017/08/01 14:11 | 未分類

竹内恵美

プロフィール

竹内恵美 
鍼灸・あん摩マッサージ指圧師  認定リンパ浮腫セラピスト フランシラナチュラルセラピスト

● フランシラナチュラルセラピストスクール日本校校長
● フランシラ治療院院長 
● 日本赤十字社医療センター・アロマケアボランティアぐるーぷ事務局代表(創立~2010年)

1989年(平成元年)フィンランドとの貿易会社を起業。傍ら、温熱療法、マッサージを中心とした治療院
「オリエンタルハウス」2店舗を開業する。

その後フィンランドにて、フランシラ11代目当主ヴィルピ・コルミエ女史にナチュラルセラピー全般を5年間にわたり師事。

全国に「フランシラ・オーガニックショップ」を展開。

フィンランドで医療用リンパドレナージの研修を積み、リンパ浮腫に悩む方へのサポートと正しい知識の啓蒙に努める。高齢者介護、緩和アロマケアなどの統合ケアを普及している。

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